大学病院の医師転職TOP >> 大学病院の医師転職の基礎 >> 大学病院の医師に多い悩み
医師という職業は、一般的には非常に高給で恵まれているというイメージがあります。しかし、そんな医師にも悩みはあります。今回は、大学病院の医師が抱える悩みをいくつか挙げてみましょう。
まず、給与面です。民間病院の平均年収は諸説ありますが、1500万円前後といわれているようです。また、開業医になるとさらに高額になり、軌道に乗れば2000万円を超えるともいわれています。では、大学病院の医師の平均年収はどれほどでしょう。大学病院の医師の平均年収は、800万円から1000万円といわれています。国立の場合はこれをさらに下回って、600万円程度の大学病院もあるようです。一般的な社会人の平均年収は40代で460万円を超える程度と言われていますので、一般的なベースで考えると高いものの、医師という激務から考えると高いとは言いにくい状況です。
また、医師不足のために休みがとりにくいという悩みも多いようです。一般的に大学病院は平日に診察などを行っているため、週休2日の勤務体制です。しかし、本来であれば当直の翌日に取得できるはずの休みが、医師の人数が足らないために休めずに通常勤務となるケースも多いようです。
さらに、近年社会問題となっている多大な残業時間も大学病院の医師の悩みです。これも医師不足が関係しており、通常の診察や手術に加え、大学での講義や研究なども重なり、100時間を超える残業時間の医師も少なくないようです。過労死も問題視されており、大学病院の医師の勤務体制についても見直しが必要とされています。
大学病院の場合は、周辺の病院から紹介などで患者を受け入れるケースがほとんどですので、重病患者や民間の病院で治療が困難とされた患者が多く訪れます。入院患者の入れ替えも早いため、医師不足の弊害が特に顕著に現れます。激務に対して給料は民間よりも少ないという状況のために大学病院を辞め、さらに医師不足に拍車がかかるという負のスパイラルに陥っているともいえるようです。
他にも、大学病院には教授をトップとした医局が存在します。医局に所属していると異動や転勤がでてきます。この異動や転勤を苦にする医師も多いようです。本院や自宅から近い場所ならばいいものの、大きな大学病院になると県外を始めとしたさまざまな場所に関連の研究所や病院を持っています。都市部から地方への転勤や異動は、時間も費用もかかります。また、家族がいる場合では単身赴任するか家族もつれていくか、悩みはさらに増えるようです。
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