大学病院の医師転職TOP >> 大学病院の医師転職の基礎 >> 大学病院の医師になるデメリット
最先端医療やスキルアップ、医師としての考え方や幅の広がりなど大学病院の医師のメリットはいくつもありました。では逆に、大学病院の医師のデメリットとはどのような部分なのでしょうか。
まず考えられるのが、残業などが多い点ではないでしょうか。建前では午前8時頃から午後6時頃までの平日勤務となっています。しかし、大学病院には他の病院にはない3次救急への対応があります。そのため、緊急の患者が搬送されてくることも多々あります。そのために急な残業が発生することも多いといわれています。また、入院患者も一般的には1週間から10日ほどで退院します。入れ替わりが早いために仕事もきついと感じる医師が多いようです。
次に考えられるのが、研修や勉強会が多いという点です。これは、自分のスキルアップや考え方の幅を広げるという点では、メリットに感じる医師も多いようです。ですが、一般的にこれらの研修や勉強会は、当然ながら診察などを行う勤務中には行うことができないため、勤務時間外に行われることがほとんどです。さらにこれらの研修や勉強会に残業代が発生することはないので、プライベートの時間がつぶれてしまうことになり、デメリットに感じている医師も一定数いるようです。医師としてのスキルアップも大切ですが、自分のプライベート時間を大切にしたいと考えている医師も増えてきているので、この点をデメリットと考える大学病院の医師は、これから増えてくるのではないでしょうか。
残業や勤務時間など、大学病院の医師は激務と言えます。しかし、大学病院の医師と民間病院や開業医との年収を比べると、軌道に乗っている開業医は年収2000万円を超えると言われているのに対して、民間病院の医師の年収は1500万円前後。それに比べて大学病院の医師の年収は800万円から1000万円ほどと言われています。国立病院の医師の場合は600万円の場合もあると言われ、医師としては低賃金と言わざるをえません。また、大学病院の医師は一般的に当直や検診などのアルバイトで収入の補填を行っているため、アルバイトをしなかった場合はさらに下回るのではないでしょうか。
大学病院の医師は、収入面や仕事量、プライベートの面などでいくつかのデメリットが発生しています。しかし、医師としてのメリットが数多くあることも間違いありません。大学病院の医師のメリットとデメリットを正しく知っておくことで、大学病院の医師がどういうものなのか理解できるのではないでしょうか。
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